結婚式のアクセサリーのマナー

結婚式の招待状をいただいた時、ドレスのマナーを知っている人は多いですが、アクセサリーにもマナーがあることを知っている人は少ないかもしれません。ドレスとの相性はもちろん、アクセサリー選びのマナーも知っておきましょう。

結婚式にゲストとして出席する場合は、ドレスと同じように「花嫁よりも目立たないアクセサリー」を選びます。結婚式の主役は新郎新婦。特に花嫁よりも派手であったり、目立つアクセサリーは避ける必要があります。花嫁が身につけるであろう宝石、ビジューやラインストーンが散りばめられたものは避けましょう。小さめであってもティアラは付けない方が良いでしょう。

また、白い洋服はもちろん、白いアクセサリーを付けることも、この日だけは花嫁の特権です。華やかな白を避けますが、例外としてパールのアクセサリーなどは落ち着いた白で、付けていても特別目立つということはありませんので、おすすめです。

また、「2.昼の結婚式と夜の結婚式ではアクセサリーを変える」ことも意識しておきましょう。昼と夜ではドレスコードが変わるため、ドレスに合わせたアクセサリーを考えると自然と同じものにもなりません。例えば、昼間の屋外での写真撮影の際には、太陽光を反射してキラキラと輝くアクセサリーは写真写りにも影響します。花嫁が主役の結婚式の写真を台無しにしないように気を配りましょう。その他、光を反射しやすいアクセサリーを避け、昼はパールやサンゴなどの落ち着いたものを選ぶようにします。

夜の結婚式の場合は太陽光を気にすることはありませんが、花嫁より目立たないことを忘れてはいけません。室内の照明に映えるゴールドや宝石などのアクセサリーを選ぶと落ち着いて見えますが、ゴージャス感や存在感があるアクセサリーはNGです。夜の雰囲気に合う上品で、落ち着いたドレスコードとアクセサリーで、式を台無しにしないようにします。小さなダイヤがちりばめられているものなどは、清楚な空間にもぴったりです。

既婚者が結婚指輪を付けることは問題ありません。婚約指輪や結婚指輪はフォーマルなアイテムの一つとして、また、ステイタスを示すものとして扱われます。キラキラと輝くダイヤモンド等が付いていても構いませんし、婚約指輪と結婚指輪をセットにして、重ねづけをする人もいます。

それでも指輪を見せびらかしたり、自分の指輪について話すのは非常識とされます。ダイヤモンドのカラットが大きくても、自分から話さないことが大切です。それでも極端な大きさのダイヤモンドや宝石が付いている場合は、空間の雰囲気を見て、小さなものにする方が無難です。

ファッションリングも派手過ぎないものなら大丈夫です。ファッションリングは洋服や他のアクセサリーとバランスよく着けると、コーディネートとしてまとまって、煌びやかに目立つことはありません。

時計については、結婚式などのお祝いの席で着けることはマナー違反とされます。「時間を気にしている」ことをイメージさせ、時計を見ると「早く帰りたがっている」という誤解につながるため、着けないで出席しましょう。